山、アートに出会う


この秋、念願の六甲ミーツアートに行ってきました。
スタッフをしている友人に一緒に連れて行ってもらったので、
全作品を解説付で鑑賞することができました。ありがとう〜!



六甲山上ケーブルで山に登ると・・・さ、寒い。。。
街から30分とはいえ、山の上はやはり寒かった。
まずは六甲山上ケーブル駅から、すでに作品がたくさんあります。
ケーブル駅の建物自体もレトロな近代建築で、テンション上がりまくりです。



オルゴールミュージアムへ。
建物の中と外の庭に、それぞれその雰囲気に合った作品が展示してありました。
気になったのは、陶器の小さなイソギンチャクがたくさんたくさん
木の幹や地面にちりばめられた作品。
森のキノコやカビのように自然で、でもやっぱり不思議で・・
展示に時間かかったろうなあとか、全部回収するのは大変だ、とか
そんなことまで頭にめぐることも含めて、とても印象的でした。



高山植物園。ここにも周りの植物と絶妙に溶け込んだ作品がいろいろありました。
そもそもお天気がよくて、山の植物もいい具合に枯れてきていて、
引きこもりがちの私にとってはそれだけで目に染みるほどの美しさなのですが、
やっぱりそこにちょこっとアートのスパイスがあるということが
いいのでしょうねー(そうでなければ足を運ばなかったろうし・・・)。



旧・六甲山オリエンタルホテル、風の教会、六甲スカイヴィラ
ここは、建物も活かされていて独特の雰囲気でした。
安藤忠雄設計の風の教会は、空間自体がさすがの風格。
閉館されてるのはもったいないですね〜。




カンツリーハウス。広い芝生の斜面に大きな作品が配置されていて、
どれも見ごたえがありました。
木のテントのようなものの中で、ステンドグラスのような部分を通して
刻々と変わる日光の色が映し出される作品が好きでした。
風が奏でる弦楽器は、微風のため何も聴こえず・・・残念。



六甲有馬ロープウェイへ。ここにもすごい作品がありました。
くもの巣のような鳥の巣のような物体がロープウェイにからみついている!
有機的な麻ひも?のようなものと、科学的な白いビニールひも?を使っているのも
意味ありげです。この作品は製作中だったらしく、
最終日に完成する予定だったそう。その過程もずっと見たくなりました!



だんだんと日が暮れてきて、寒さも厳しくなってきました。
友達からもらったカイロを握りしめて、六甲枝垂れへ。
六甲枝垂れもずっと気になっていましたが、念願の初訪問です!
枝垂れっぷりが夕焼けに映えて、ふもとの景色も茜色がかって、うつくしい〜。
ただ、寒い、寒い。。。そら、中で氷も作れるわという感じ。
ガーデンテラスでしばし暖をとり(友達は黒豆ソフトを完食)、
そのうちとっぷり日も沈んだので、六甲山からの夜景も堪能しました。



暗くなると作品がライトアップされて、
最後の最後まで楽しむことができました。
結局友人のガイドのおかげで全作品を制覇できたわけですが、
予想以上にハードで、充実した一日となりました。
ゆる〜い気持ちで行くつもりだった私一人では到底無理だったでしょう・・・
下界にたどりついた私達は、熱々のうどんをすすりながら、余韻にひたったのでした。