9月の連休その2


兵庫県立美術館で開かれていた「アリエッティ×種田陽平展」に
行ってきました。
アニメに忠実に、しかも本物の草花や日用品そっくりに再現された
世界(そしてどれもでっかい!小人の目線なので)は、楽しすぎて
大人でもワーキャー言ってはしゃいでしまいました。
特に部屋の中は、小人達の生活の工夫が詰まってて見所満載。
行く前にアニメのDVDで予習しておいて良かったです。


すぐに感化され、アニメの原作となった本『床下の小人たち』を
実家で読みふけりました(読んだことなかったのです)。
原作の舞台はイギリス、時代も約60年前で、
アニメとはだいぶ話の雰囲気が違う所もあったけど
原作の方が話の流れにしっくりくる部分もありました。


例えばイギリスの古いお屋敷なら、確かに小人が何世帯も暮らせそうだし、
小人たちは名前でも何でも人間のものを「借りて」くるから、
アリエッティとかホミリーとかの名前も、英語の名前とはちょっと違う
変わった名前なんだとか、そういう設定もなるほどな〜と思えました。


「人間」たちは小人の役に立つために存在しているんだ、と
小人たちが思っているという設定も、なんだか皮肉っぽくて
面白かったです。
アニメの小人達のひたむきな感じもいいけど、原作の
ちょっと抜けた(?)、ユーモアのある世界観も好きだなあ。
そんな感じの連休でした。